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神田で3軒の酒亭、3児の父、趣味はジム通い&酒&食!


by japan-sake
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第二回本屋大賞受賞作 夜のピクニック

先日の謎とシングルモルトの会で、

恩田さん作品 『夜のピクニック』 に関しての話題が印象に残りました。

確か、

大沢在昌さんが、何かの受賞パーティあたりの話として、

伊集院静さんのコメントを紹介されていました。

恩田さんの夜のピクニックみたいに異母兄弟が同じ学校に居るって珍しいの?と。

大沢さん エッつ?

伊集院さん 俺もそうだったよ!? と。

えーっつ、あんたが珍しいよ! みたいな感じ。

詳細はさておき、こんな内容の話だったかと。

そのお話を聞き、どんな小説なのかなー?と興味が。

知らず、問うとみんな知ってる有名な小説らしい。

あーやっぱり5年前に時間止まってるは私は。(苦笑)

と、前置き終了して本題へ。
第二回本屋大賞受賞作 夜のピクニック_f0084695_127332.jpg

第二回本屋大賞受賞作

しかも映画にもなっているそうです。

本屋大賞 ?って言うのは?

『 全国書店員が選んだ 一番売りたい本 』 との事。

ちなみに過去実績、

● 2004年本屋大賞 (第一回:2003年10月~2004年4月実施)
   「 博士の愛した数式 」 小川洋子著

● 2005年本屋大賞 (第二回:2004年10月~2005年4月実施)
   「 夜のピクニック 」  恩田陸著

● 2006年本屋大賞 (第三回:2005年11月~2006年4月実施)
  「 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 」 リリー・フランキー著

だそうです。

ちなみに若い人の間では 「 夜ピク 」 と言うらしいです。

印象に残ったのは、

普通の人の優しさはプラス、でも あなたの優しさはマイナス。

与えるのではなくて、背負ってる荷を自然に降ろしてあげるような優しさ。

みたいなやり取りかな。

それから、魔法をかけた女友達がスタンフォード大に行くと言う記述で、

若かりし頃に、サンノゼから壊れかけた自転車で炎天下にスタンフォードに

サイクリングに行った事をふと思い出した。

その頃の 「 私のちょい冒険 」 だった。

そんなノスタルジーからその頃にもどったような共感を久し振りに得て、

嬉しいような懐かしいような気になれる話でありました。




PS 恩田さんが執筆に入る前に必ず行うこと。

紅茶を飲む だそうです。

ただ、入稿直前など気合の入った時には、台所のシンクを徹底的に掃除する!

ピカピカにして書き始めるそうです。
by japan-sake | 2006-11-27 11:11 | ブログ